危険と感じる前に避難 夜間は自宅待避や垂直避難の選択を
2020年07月07日18:37
警戒レベルを活用 レベル4は"速やかに避難"
この先も九州ではさらに降水量が多くなる予想もあり、引き続き厳重な警戒が必要です。さらに大雨の範囲は、西日本から東海地方にまで広がる予想です。自らの命は自らで守るという意識がとても重要になります。
自治体からの避難指示を待たず、自らの判断で避難をするようにしましょう。
避難の判断基準になるのが「警戒レベル」です。
警戒レベルには5段階あり、最も危険度が高いものが「警戒レベル5」となっています。
ただし、避難開始になる目安は「警戒レベル3」や「警戒レベル4」であることに注意しましょう。
市町村は、防災気象情報をはじめとするさまざまな情報をもとに避難情報を発令するため、同じレベルの避難情報と防災気象情報の出るタイミングは、必ずしも同じになるとは限りません。
避難情報が発令されていなくても、避難が必要とされる警戒レベル3や警戒レベル4に相当する「防災気象情報」が発表されたら、自主的に避難行動をとるように心がけましょう。
夜間の避難は危険 自宅待避や垂直避難の選択を
その際は、窓やドアから土砂が流入していたり氾濫した川の水が浸水したりする危険性がありますので、家の中でも崖や川からなるべく遠い場所に避難することを心がけましょう。
これらの選択は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止することにもなります。
指定避難所以外への避難も検討
指定避難所の数は限られています。さらに、今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3密(密閉・密集・密接)を避けることも必要です。なるべく避難先を分散できるよう、より安全な近くの親戚や知人の家などを自主避難先とするのも手段の一つです。
また、近隣の方で相談して、その地区の頑丈な建物の上層階を避難場所とするといったことも検討しましょう。
避難の際は安全な服装で 近所への声がけも忘れずに
また、移動する際には、極力、一人ではなく複数で行動することも重要です。近隣の方に声がけをすることも忘れないようにしましょう。