北海道の1か月予報 桜シーズン到来も今年は花粉に要注意!
2024年04月04日16:02
1週目(4月6日~12日) 一気に春めく 今年初の20度も!?
1週目の北海道は、高気圧に覆われる日が例年より多く、上空には暖かい空気が流れ込む見込みです。そのため、各地とも晴れ間の出る日が多くなり、気温は平年より高くなるでしょう。
特に気温が上がりやすいのは7日日曜日から8日月曜日で、月曜日には予想最高気温が道東の帯広で20度、足寄で21度など、20度前後まで上がる所もある見込みです。もし20度まで気温が上がれば、道内では今年初めての20度となります。昨年の道内で初めて20度以上の気温が観測されたのは4月4日で、今年は昨年よりは遅くなりますが、道内の初20度は例年(過去30年平均)では4月18日頃となっており、例年と比べると10日ほど早い観測になりそうです。
2週目(4月13日~19日) 高温傾向が続く 花の便りもそろそろ!
昨日3日発表の最新の桜の開花予想では、4月21日の松前の開花が道内で最も早く、4月中旬の時点では桜前線の上陸はまだですが、例年、桜に比べて数日程度早く梅の開花が観測されることが多くなっています。道内でも道央や道南を中心に、そろそろ花の便りが届く時期に入りそうです。
3~4週目(4月20日~5月3日) シラカバ花粉飛散量は昨季の約6倍に!
しかし、桜の見頃と同じ時期にやってくるのが、シラカバ花粉のシーズンです。道立衛生研究所の観測によると、3月末から徐々に道内ではハンノキ花粉の飛散が始まっており、函館や札幌ではスギ花粉が多く飛ぶ日も現れています。例年、桜の開花時期からはシラカバ花粉が飛び始め、桜の見頃を迎える頃に飛散のピークを迎えます。
今年のシラカバ花粉は例年と比べ2倍以上の飛散が予想されており、例年よりかなり少なかった昨シーズンと比べると、実に6倍以上の量になる見込みです。花粉症の方には辛い春になるかもしれませんが、しっかりと対策を行い、花粉シーズンを乗り切りましょう。